2022-05-26 「名前」 創作 ありきたりな苗字だからそれもあって声をかけられた時それが自分のことだと気づかなかったコピー機に同時に近づいて席が近いからまた来ると言って譲ったずっと前少しだけ仕事をしただけで今はほとんど顔を合わすこともないなのに名前を覚えてくれていてあいたことをわざわざ教えてくれてひどくひどく恐縮したそして認知されているという喜びのこと でも僕は 彼女の名前を未だもどかしくも思い出せないでいる