かむばしく鳴き続ける蝉の声と少しだけ涼しいそよ風が街灯にほのかに照らされて心地よいばかりの夏の夜彼女は灯りのたもとに両手を差し伸べ応えるように彼はそのたもとの元に片手を差し出した何も聞こえず何もしゃべらずただ蝉の声だけがその周りをかこんで…
引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。