100%な朝を迎える方法

平凡な毎日の何気ない出来事を切り取っていく

はじまりの扉

目が覚めるといつも憂鬱だった

真っ先に浮かぶのは今日のイメージで

やらなければならない事を

付き合わなければならない嫌な奴の顔を

そして昨日も今日も明日も

判を押したような同じ日が続いて

明後日には忘れているような一日を過ごして

深いため息をつきながらまた床につく

 

地位も名誉も別にいらない

お金も生きていけるだけでいい

ただ、朝起きた時に

“ああ今日も一日始まるの楽しみだなぁ”

って思えるだけで

それでいいのにな、なんて

 

そんなことをつらつら考え

今日もいつものように玄関の扉を開るんだ