100%な朝を迎える方法

平凡な毎日の何気ない出来事を切り取っていく

「安堵」

休みの前日のこと
昨日のそれと別に変わりはないが
いや
ノンキに甚平でふらつくおやじが
自転車を押しながら談笑するカップルが
駅で人待ちをする数人の若造が
そういった何気ない様相が
明日は休みだという解放感に
街角の端々に見え隠れして
いつもよりちょっと遠回りして帰ってみる
電車に揺られて数十分
人いきれのなか様々な想いを乗せて帰路につく風景に
たまらなく安堵する