100%な朝を迎える方法

平凡な毎日の何気ない出来事を切り取っていく

「息苦しさ」

幼馴染の家に
久しぶりに行った
同じ高校に入ったのに
つるむ仲間が変わって
ずいぶんと疎遠になってしまった
昔はいつも遊んでいたのにさ

奴らは
整髪料の匂いを振り撒き
煙草を薫せながら
リリース日に買った流行りの
CDを流しつつ
ベースを掻き鳴らしていた

なんだかとっても居心地悪くって
尻の座りが落ち着かなかった

でもあの時 ひとつでも なんか
心に引っかかっていたならば
もっと人生、楽に生きられたかな

初夏の風が心地よいある放課後の出来事