100%な朝を迎える方法

平凡な毎日の何気ない出来事を切り取っていく

「寝坊」

時計を見ると
出発時間をとうに過ぎていた
ぼやける頭を整理する
休みではない
やっぱり今日は仕事だと焦る
地味に間に合うかどうか
きわきわだ
神様は絶妙に勝負をかける
何とか間に合う方法を模索する
顔を洗いながら
厳しいと知る それで
服を着替えながら
言い訳を探る
電車が遅れた
考えごとをして
停まらない快速に乗ってしまった
お腹が痛くてトイレにこもった
頭が痛い 熱がある
ってな

でも、やっぱり
結局正直に言おう
寝坊しちまった、と

潔く頭を下げるのだ
その方が、断然気持ちがいいさ