2022-08-02 「一番に」 創作 別れる手前の会話で彼女が「それで一番になりたいんだ」ってそう言ったこんな事で?って思った そんなものだったでも、最後に握った手の力強さに、僕は図らずも狼狽えた もう恥ずかしくて恥ずかしくて多くの人が行き交う雑踏の中をずっと下を向き足速に駆け抜けてビルに囲まれた小さな公園の隅に隠れて“僕は、僕は・・・”と声を殺して泣いた 僕には何も無かった 本当に