100%な朝を迎える方法

平凡な毎日の何気ない出来事を切り取っていく

「斜め読み」

結構売れている本だった
どんな内容かは知らなかったけれど
本屋の目立つところに平積みされていたので
手に取った

だけどその本は結婚した相手のことを
夫とか旦那とか、相方でもいいのだけれど
「配偶者」と記していた
それが随所に出てくる
配偶者は、配偶者が、と
それがなんだか神経に触った
それ以外にも気になるフレーズが多くて
嫌気が差して
最初の数ページで畳に転がした

少し経ってまた手に取った
そして斜め読みをして読み切った
概ね評価の高いレビューだったが
内容があまり入ってこなくて
自分の評価は低かった

何処かの小説で
死後50年経過した本しか認めないよ
などというセリフを目にしたことがある
毎月何百冊と出版される本で
多くの本が淘汰されて
それでも残っているものは
やはり良質なのだろうって
思うわけであり